超音波 基礎 カテゴリなし
一問一答を解き、正しい答えをカテゴリはめちゃくちゃですがなるべくまとめました。一応、超音波基礎→超音波各部門の順にはなっているかと思います。
また、他のページと重複する点多々あると思います。
・超音波の伝搬速度には波長と周波数が関係する。
また伝搬速度は臓器によって異なる。
・超音波は水中で縦波として伝搬する
・超音波の伝わる速度 水中>空気中
・超音波伝搬速度 水1530m/s 空気340m/s 肝臓1570m/s
骨4080m/s
・超音波診断基準では音速1530m/sを基準として画像を表示する
・方位分解能と距離分解能
①方位分解能
発射された超音波の進行方向に対して直行して存在する2点の識別。
方位分解能向上のため音響レンズが使われるがその材質は生体よりも音速の遅いも のが用いられる。
②距離分解能
発射された超音波の進行方向にある奥と手前2点の識別
パルス幅↑で分解能↓
・10MHzの超音波の水中での波長は0.15nmである
・波長↓周波数↑ ⇒ 減衰↑…つまり深部の画像が観察しにくくなる。
・波長↓周波数↑ ⇒ 距離分解能↑
・超音波は媒質に吸収されたエネルギーは熱へと変換する。
・探触子の振動子について
チタン酸バリウム鉛、ポリフッ化ビニルデンは振動子の圧電材料で、
これらは両端に電圧がかかればその結晶の構造が変化して長さが変わる性質があ る。+と-の電圧を交互にかけ続けると材質は伸縮を繰り返す。
・超音波の直径について
超音波の直径は方位分解能と関係性が深い。
超音波の直径が大きいとビームが直進する近距離音場は延長する。
超音波の直径が短いと近距離音場の方位分解能は向上しビームが広がりやすくなり拡散してしまい深部まで到達できない。
⇒深部領域(遠距離音場)の方位分解能をよくするために超音波の指向性を向上してかつビームの広がりをよくするため振動子を凹面化する。
・密度が異なった物質の境界面からの超音波の反射率は音響インピーダンスが高くな るほど大きくなる。
・鏡面現象…横隔膜によって起こりやすい
・音波の屈折…腹直筋によって起こりやすい
・音響陰影…嚢胞
・コメット様エコー…多重反射
・体外走査…リニア、セクタ、コンベックス、アーク
・体内走査…ラジアル←経直腸により前立腺の検査を行う。
・健常成人の心臓超音波検査では左房は上行大動脈の後方に位置する
・健常成人のMモードで心室中隔厚10mmは正常。
・健常成人のMモードでE/A比1.1は正常。
・左室拡張終期容積はポンボ(Pombo)の式で求められる。
ポンボの式ではMモード左室容積短径をDとし、それを3乗することで左室容積の概算が求められる。ほかにBモード四腔断面・二腔断面を使用したシンプソン(Simpson)変法がよく用いられる。